アメリカでkintoneを使う場合のドメインはkintone.comになります

前書き

今、re:Invent2019(ラスベガス開催です)に来ているので、アメリカネタを投稿します。現地は、12/4の10時ごろですが、日本時間は12/5の午前3時ごろですね。

はじめに

日本でkintoneをお使いの方は、ドメインは cybozu.com になっていると思いますが、アメリカで申し込むと kintone.com というドメインになります。(中国も別ドメインになるのは同じです)

それ自体は特に問題はないのですが、カスタマイズをしていると色々と問題が発生する可能性があります。注意点をあげてみましょう。

なお、アプリを日本の別環境とか同じ環境の別スペースにコピーとかには対応済みという前提です。それでも色々と見落としあるんですよね。

他アプリへのリンクがドメインを含む

よくある例ですが、「ボタンを押すと別アプリに遷移」というカスタマイズを見ることがあります。

処理としては、遷移先アプリIDを取得して遷移先URL生成をしてるケースです。その時に相対リンクにしてれば良いんですが、絶対リンクにしているとドメイン違いで404になります。注意しましょう。

他の方法としては、

var url = kintone.api.url(‘/k/v1/records’, true);

で、URLを取得して、ドメイン部分だけ抜き出すとかでも良いですね。

プラグインの認証でサブドメインしかチェックしていない

プラグインやその他のサービスを作成して、利用確認でサブドメインしかチェックしてない場合、サブドメインが重複するケースがあります。

この場合、日本で契約するとアメリカでも使えたり、新規登録時に重複チェックを入れてるとエラーになるとかの問題が発生します。

滅多にないとは思いますが注意しましょう。

または、サブドメインだけ見てるけど、ドメインは cybozu.com 前提で処理を作成しているとかもありがちです。コード内に cybozu.com という文字を埋め込まないようにしましょう。

カスタマイズ/プラグインの説明ページが日本語のみ

紹介するページが日本語だけというのもよく聞く話です。もしくは、最初に作成はしたけどアップデートが追いついてないので、情報が古いままとか。

これは手間をかけて対応するしかないので頑張りましょう。

もしくは、アップデートなどで古くなった or 間違った情報を掲載し続けるくらいなら、機械翻訳で見てもらう前提で最初から作成を諦めるというのもアリかもです。

プラグインの設定画面が日本語のみ

プラグインの紹介などのページを翻訳して大丈夫と思ってると見落とすケースです。

プラグインの設定画面はHTMLで作成するのですが1つしか設定できません。(注:プラグイン名や説明やリンク先は多言語対応している)

そのため、どの言語環境でも同じものが表示されてしまいます。しかも外部リンクが使用できないので、アップデートするにはプラグインを差し替える必要があります。

対応方法としては、言語ごとにプラグインを分けるというのもありますが、それだとバージョンアップ時に手間がかかるので、文字がある箇所は併記するようにしておくのがベターだと思います。

決済方法が日本のサービスのみ

決済処理を作るのが面倒だということで外部サービスを利用している場合、その外部サービスが日本のユーザーを前提としているケースもあります。

この場合、プラグイン等を多言語化していても決済を別に用意する必要がでてきます。

簡単じゃないけど簡単な対応方法としては、JANを取得してAmazonに載せるというのがあります。Amazonの商品コード(ASIN)は世界共通なので、一度作成するのも良いかもです。

ただ、Amazon.comで販売した場合、売り上げ金額はアメリカの銀行口座へ入金となるので、口座を準備する必要はあります。(作成するなら、union bankが便利です)

あと、ソフトウェアのダウンロード販売は普通には出来ないので、オンラインで利用開始できるとしても何らかのドキュメントを送付するようにしましょう。

最後に

という事で、ドキュメントをなるべく不要にするとか、画面にはアイコンのみにするとか、決済をStripeで作成してカード決済前提にするとか、手間を減らすように作成していきましょう!(自戒を込めて)

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