はじめに
2022/11/12に開催された四国クラウドお遍路 2022に「ノーコードでもkintoneとAWSの親和性が高いのか試してみよう!」というタイトルで登壇しました。
プロフィール:
- サイボウズ公認 kintone エバンジェリスト
- 参加コミュニティ
- JAWS-UG 愛媛
- kintone Café 愛媛
- TwilioJP-UG 愛媛
- SORACOM UG 四国
- JP_Stripes など
- 最近の活動
- 最近、結果にコミットしています
- 再来週は re:Invent 2022 に行きます(3 年ぶり 5 回目)
ノーコードな kintone とは?
kintone はサイボウズの提供するノーコードプラットフォームです。詳細は こちら をご覧ください。
過去の AWS との連携事例
様々な記事で AWS と kintone の連携が紹介されています。特に注目すべき例は以下の通りです:
- 外部サイトから kintone への読み書き:Qiita 記事
- AWS と kintone を組み合わせた事例:JAWS Days 2017
これらの例では、AWS 側で Lambda 関数を書き、kintone 側で JavaScript を用いて AWS を呼び出す処理を書くことが一般的です。
kintone と AWS 連携のノーコードソリューション
Zapier:
- kintone でレコードを追加したら S3 にオブジェクトを作成
- DynamoDB にアイテムを追加したら kintone のレコードを更新
Zapier はデータ連携に効果的ですが、データの処理や集計には不向きです。
Yoom:
- SaaS 連携を行う新興サービス
- 無料トライアルは利用可能ですが、無料枠は少なめ
- 制約があるため、慎重なテストが必要
- 直接 AWS へは接続できませんが、CData Connect Cloud を経由することで連携可能
Yoom は複数のサービス契約が必要となり、月々のコストが高くなる可能性があります。
CData Connect Cloud の紹介
- 2022 年 6 月にサービス開始
- 他の CData 製品よりも月額料金で導入しやすい
- 様々なサービスと接続可能
費用面で問題がなければ性能面では困ることないのではという感想です
Customine
Customine は kintone をノーコードでカスタマイズできる強力なツールであり、以下の機能があります:
- 定期実行
- Webhook 処理
- API Gateway 不要で Lambda を直接呼び出せる
Customine はサーバー側の処理をノーコードで作成可能です。
開発と運用コストのバランス
ノーコードツールは連携を簡単にしますが、それぞれのサービスには利用料が伴います。開発の手間と運用コストのバランスを考慮し、特に月額課金が難しい案件では慎重に検討してください。
結論
複数のサービスを連携させる場合、過度な複雑化を避け、効率的な連携を目指しましょう。