スケジュールの関係で1日目だけ現地に行けたので、興味のあるセッションを聞いてみました。
イベント全体としては生成AIを何らかの形で使ったサービスの提案や発表が多く、ジャンルとしての勢いを感じました。
以下では参加したセッションについて紹介します
AWS Summit JAPAN 2024 – 1日目セッションスケジュール
10:00 – 11:30
基調講演 AWS と創る次の時代
基調講演ではWerner氏が登場ということで基調講演が大人気でしたが受付の処理が追いついてなく、席を予約していても時間内に入れなかったり(入れないとクッションとお昼ご飯がゲット出来ない)と、なかなかの厳しさでした。re:Invent並みに相当前から並ばないと無理かも。ただそうすると前泊しないと間に合わないという問題が。。
なお、Werner氏の話はre:Inventの時の話の続きのような感じでした。Go Build!
11:50 – 12:30
イノベーションを実現する AWS の生成 AI サービス
要約:
AWSは、生成AIの導入を目指すあらゆる規模の組織に対し、以下の利点を提供しています:
- エンタープライズグレードのセキュリティとプライバシー
- 高性能な基盤モデルの選択肢
- データ主導のアプローチ
- 高性能で低コストのインフラストラクチャ
このセッションでは、Amazon BedrockやAmazon Qなどの新しい生成AIサービスが、従業員の生産性向上、顧客エンゲージメントの改善、新しい体験の構築などのユースケースにおいて、実際のビジネス価値をどのように提供するかを学ぶことができます。
12:40 – 13:10
プライベート LLM 開発の実践事例
要約:
- オープンソースの大規模言語モデル(LLM)の性能向上により、企業がプライベートLLMの開発・保有を検討し始めています。
- リコーは、AWSの最新AIチップを使用してプライベートLLM開発を行い、高度な技術とノウハウを蓄積しています。
- 本講演では、リコーのプライベートLLM開発の取り組みを紹介します。
- 企業内データを活用するためのRAG(検索拡張生成)技術やプライベートLLMの実践例も紹介されます。
13:30 – 14:00
エンタープライズシステムが抱える課題とマイクロサービスアーキテクチャ
要約:
- 伝統的企業では、複雑化した既存システムの刷新が困難です。
- カインズは2018年に「IT小売業宣言」を行い、内製化組織を立ち上げてデジタル化に取り組んでいます。
- 事業部の要求に迅速に対応するため、マイクロサービスを活用しています。
- MDシステム、EC、店舗システムなどの再構築プロジェクトを進行中です。
- このセッションでは、カインズのシステム刷新へのアプローチと概念を紹介します。
14:20 – 14:50
イオン生活圏を支えるシステム基盤と決済を担う当社の取り組み
要約:
- イオンフィナンシャルサービスは、イオン生活圏(売上高9兆円超)のシステム基盤と決済を担当しています。
- 同社は先端技術の活用を進め、アジリティ強化を目指しています。
- このセッションでは以下の2点を紹介します:
- これまでのシステム基盤の取り組みと今後の方向性
- 決済に関するDX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組み
15:10 – 15:40
次世代自動運転のための LLM 開発:大規模モデル学習とエッジデバイス環境の実現
要約:
- 自動運転開発向けの大規模マルチモーダルモデル「Heron」の開発プロセスを紹介。
- AWSリソースの活用:
- p5インスタンス:最新GPUを使用したモデル学習
- EC2 F1インスタンス:車載半導体開発のためのクラウドFPGA環境
- AWS Japan支援のLLM開発支援プログラムでの学習経験を共有。
- 車載環境でのLLM運用における技術的課題と解決事例を紹介。
車も展示されていました。無駄にカッコいいw
16:00 – 16:30
生成 AI と共にビジネスを変革する: 注目スタートアップの Amazon Bedrock 活用事例
要約:
- スタディストは、生成AIを早期に本番採用し、「Teachme Biz」の体験を大幅に改善。
- Amazon Bedrockの活用:
- Claude3やStable Defusionなどのモデルを用途に応じて使い分け
- AWSのマネージド機械学習サービスを活用し、生成AIの品質を継続的に向上
- 他クラウドからAmazon Bedrockへの移行経緯を紹介。
- セキュアで低コストな生成AI導入の成功のポイントを共有。
16:50 – 17:30
意思決定者向けの生成 AI 入門
要約:
- 生成AIは現在大きな注目を集めています。
- このセッションでは以下の点を紹介します:
- 生成AIとその応用分野
- 生成AIの利点とリスク
- 生成AIアプリケーション構築に使用できるAWSサービスについて解説します。
その他
なお、展示を見ていたらRIZAPの出展が!
ちょっと使ってみた感じを聞いてみないとですね。
そして更に土曜日には。。。。
JAWSのイベントも公開されました。
2024/09/07(土)開催予定が、四国クラウドお遍路 2024 in 高知 です。四国クラウドお遍路 2024 in 高知 懇親会 もあります!
2024年10月12日(土)開催予定が、JAWS FESTA 2024 in 広島 です。
そして24時間連続で開催される、JAWS PANKRATION 2024 – No Border –
イベント開催の予定が目白押しですね!
ついでに両替のレートを見てみたんですが、やはり凄いことに。。。困ったもんだ。。