kintone Café 高知 Vol.23 参加レポート

2025年11月8日、高知共済会館にて開催された「kintone Café 高知 Vol.23」に参加しました。高知デジタルカレッジとの共催となる今回は、「防災DX」をテーマに、kintoneを活用した災害対策の可能性が深く掘り下げられました。私自身もkintone Café 愛媛からの参加者として、またLT登壇者としてこのイベントに参加し、多くの学びを得ました。

イベント概要

「kintone Café 高知 Vol.23」は、高知市防災政策課の後援、高知デジタルカレッジとの共催により、防災に特化した内容で実施されました。イベント詳細はこちら(connpass)をご確認ください。会場は高知共済会館で、開催日は2025年11月8日です。ハッシュタグは #kintoneCafe高知 でした。

セッションレポート

開場・受付・ご挨拶 (片岡 淳・kintone エバンジェリスト)

イベントは高知共済会館の会場で、参加者の受付から始まりました。開会時には、kintone エバンジェリストの片岡 淳氏からのご挨拶があり、イベントの幕が上がりました。

kintone Café 高知の紹介 (片岡 淳・kintone Café 高知)

続いて、片岡 淳氏よりkintone Café 高知の活動紹介がありました。地域コミュニティとしての役割や、kintoneを通じた課題解決への貢献について説明がありました。

kintone と事例のご紹介 (加藤 剛司・合同会社ZYG)

合同会社ZYGの加藤 剛司氏からは、kintoneの基本的な機能と、様々な分野での活用事例が紹介されました。kintoneがどのように業務改善に役立つか、具体的なイメージを持つことができました。

kintoneの特長として、ノーコストで試行錯誤を繰り返しながらアプリケーションを構築できる点が強調されました。

対談「公共がノーコード(kintone)を防災でどう活用するか」 (山中 晶一・高知市防災政策課課長 × 片岡 幸人・ノーコード推進協会)

高知市防災政策課課長の山中 晶一氏と、ノーコード推進協会の片岡 幸人氏による対談セッションでは、公共分野におけるノーコードツールの防災活用について深く議論されました。行政の現場が直面する課題や、ノーコードツールが提供する解決策について、具体的な視点から意見が交わされました。

災害訓練の仕組みが定着しにくい現状についての課題が共有されました。

サイボウズがバスケットボールチームの運営に携わっているという話も交え、多様な活動から得られる知見の重要性が語られました。

参加者自己紹介 (全員)

参加者全員が自己紹介を行い、それぞれがkintoneや防災DXにどのような関心を持っているか共有しました。異業種交流の機会となり、参加者間のつながりが深まりました。

休憩・名刺交換

短い休憩時間が設けられ、参加者同士の名刺交換や情報交換が行われました。

セッション「防災×kintone」活用事例といざという時への備え方 (片岡 幸人・ソフトビレッジ)

ソフトビレッジの片岡 幸人氏によるセッションでは、「防災×kintone」をテーマに、全国各地の具体的な活用事例が紹介されました。いざという時に役立つkintoneの機能や、実際の導入プロセスにおける実践的なヒントが共有され、参加者は災害時に備えるための具体的なイメージを得ました。

片岡氏が実際に経験された、貴重な防災の現場からの話に、多くの参加者が耳を傾けました。

能登での避難所把握にスマートフォンが活用された事例の紹介に対し、2019年の佐川町での防災訓練でも同様のシステムが使用された実績があることを補足する場面もありました。

非常時の通信確保においては、Starlink Mini など衛星通信の活用が話題に挙がりました。

LT (松村 真吾・株式会社ドロニクス)

株式会社ドロニクス代表の松村 真吾氏によるライトニングトークでは、ドローンとkintoneを連携させる新たな活用方法が提案されました。災害現場での迅速な情報収集や状況把握において、ドローンが果たす役割と、そのデータをkintoneで管理・共有する可能性が示唆されました。

ドローンを事業として展開されている方からの事例は、非常に興味深いものでした。

LT (森田 レオ・株式会社カミノバ)

株式会社カミノバの森田 レオ氏からは、DX推進における壁をノーコードツールやAIを活用していかに打破していくかについて発表がありました。

カミノバがコワーキングスペースも運営しており、kintoneの相談ができる日もあるという情報も共有され、地域におけるDX推進の拠点としての役割も感じられました。

LT「停電時のシステム利用を考えよう」

私からは「停電時のシステム利用を考えよう」というテーマでLTを行いました。災害時、特に停電時においてもkintoneを含むシステムをいかに継続して利用するか、物理的な電源確保の観点から考察しました。

平時とは異なる災害時の利用状況(自宅・現場からの利用、停電、低速回線、操作習熟度のばらつき)を考慮する必要があることを強調しました。kintoneは場所を選ばずに利用できますが、回線速度対策として画像アップロード時の自動縮小などは必須です。電源確保の重要性については、1kWh級の蓄電池が一般的であり、価格も下落傾向にあること、チャージコントローラ・インバータ・蓄電池が一体となった製品は運用が容易である一方、コストが高い点を指摘しました。

実働訓練の推奨も行い、ファシリテーターが通常判断とイレギュラーケースを設定し、問題点を洗い出すことの重要性を述べました。個人でできる備えとして、「72時間チャレンジ」を推奨しました。ノートPCでの3日間の稼働は難しく、省電力性能ではMacがWindowsより優れ、タブレットがさらに省電力であること、回線はスマートフォンに集約することが現実的であると伝えました。自宅のブレーカーを落として生活を試みることで、冷蔵庫など想定外の電力消費源が見えてくることを共有しました。

最小構成で試すことの具体例として、車内電源のみでの出張や新幹線移動でのコンセント縛り、充電不足からの24時間チャレンジなどを挙げました。太陽光パネルについては、薄型は持ち運びやすいもののワット数あたりのコストは割高であること、賃貸でもベランダ設置が可能であることに触れました。屋外パネルと屋内蓄電池をつなぐための屋内外ケーブル管理の課題も提起しました。冷蔵庫、テレビ、モニターなど、常時稼働する家電の消費電力を把握することの重要性も強調し、M4 Macと27インチモニターの組み合わせで約100W程度の消費電力を例に挙げました。

EV(電気自動車)の活用についても言及し、充電スポットで満充電にしたEVを電源として利用する可能性や、駐車場で太陽光パネルと蓄電池を組み合わせて充電することも可能であると述べました。賃貸住宅におけるEV充電の課題も残る点も指摘しました。

最後に、何が起こるか予測不能な災害に対して、様々な方法を試しておくことが何よりも重要であるとまとめました。

全体ふりかえり・質疑応答 (全員)

イベントの最後に、参加者全員でセッション内容のふりかえりや質疑応答の時間が設けられました。各セッションで得られた気づきや疑問点を共有し、活発な議論が交わされました。

クロージング (加藤 剛司・kintone Café 高知)

kintone Café 高知の加藤 剛司氏によるクロージングで、イベントは締めくくられました。

締めの挨拶が土佐弁で締めくくられ、地域に根ざしたイベントらしい温かさを感じました。

懇親会

本編終了後、有志による懇親会が開催されました。高知の食を囲み、参加者同士の交流がさらに深まる時間となりました。

学びと今後の期待

kintone Café 高知 Vol.23は、防災DXという喫緊の課題に対し、ノーコードツールであるkintoneがどれほどの可能性を秘めているかを再認識させるイベントでした。特に、行政の現場とノーコード専門家による対談、そして具体的な活用事例の紹介は、実践的な視点から防災対策を考える上で非常に有益でした。ドローンやAIといった先端技術との連携、そして私自身のLTで触れたような電源確保の重要性など、多角的なアプローチで災害への備えを進める必要性を強く感じました。

今回のイベントを通じて、参加者一人ひとりが防災意識を高め、地域全体のレジリエンス向上に貢献するきっかけとなったことでしょう。kintoneコミュニティが、このような社会課題解決のプラットフォームとして、今後ますます発展していくことを期待しています。

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