re:Invent2023に参加しました

はじめに

2023年11月、ラスベガスで開催されたre:Invent2023に参加しました。このイベントはクラウドコンピューティングの最新技術と動向を学ぶための大規模なカンファレンスです。今年のre:Invent2023では、特に生成AI(Generative AI)に焦点が当てられ、多くの新しい発表や革新的な技術が紹介されました。本記事では、re:Invent2023での主要な発表と私の体験をまとめます。

円安と物価高で毎回飛行機の選定には悩みますが、今回は値段と時差ボケ対策でホノルル経由にしました。

日本に帰ってきてしばらくすると、アラスカ航空に吸収されるという発表があり。。。手荷物受け取りが端に追いやられてたりベルトコンベアが壊れたりとかを見ているとなんとなく感じるものがありますね。。

イベント概要

re:Invent2023は、AWSが主催する年次カンファレンスで、世界中から数万人の参加者が集まります。今年のイベントでは、基調講演、イノベーショントーク、ビルダーズラボ、ワークショップ、テクノロジー展示など、多彩なプログラムが用意されていました。

主な発表とセッション

生成AIとAmazon Bedrock

Amazon Bedrockは大規模言語モデルを利用できるAWSのフルマネージドサービスです。新たな機能により、モデルのカスタマイズや生成AIアプリケーションのマルチステップタスクの実行が可能になりました​​​​。

Amazon SageMakerの新機能

Amazon SageMakerには多くの機能が追加されました。これにより、ユーザーはモデルの構築、トレーニング、デプロイをより簡単に行うことができます。新しいツールやガイド付きワークフローを利用して、モデルのパッケージングやローカル推論の実行、SageMakerへのデプロイがスムーズに行えるようになりました​​。

Amazon Q

Amazon Qは、業務用に特化した新しい生成AIアシスタントで、カスタマーサービスエージェントが迅速に対応できるよう支援します。ただ、英語のみであることとまだそこまでの精度が出ていないようでした​。

The Frugal Architecture

  • Make Cost a Non-functional Requirement.
  • Systems that Last Align Cost to Business.
  • Architecting is a Series of Trade-offs.
  • Unobserved Systems Lead to Unknown Costs.
  • Cost Aware Architectures Implement Cost Controls.
  • Cost Optimization is Incremental.
  • Unchallenged Success Leads to Assumptions.

キーノートではコスト面を重視することが強調されたイメージでした。また、コストの手綱は事業部が取るべきで、そのコントロールが容易にできるようにシステムは構築すべきであるというのが印象に残っています。

ネットワーキングと体験

re:Invent2023は、技術者やビジネスリーダーとのネットワーキングの場としても重要です。今年はそれまでの制限された感じもなく、会場近くの飲食店は貸切な箇所がほとんどでした。去年は夕方から自由行動が多かったのですが、今年は毎日何かの会合が入っていました。

まとめ

re:Invent2023は、技術の最前線を学び、多くの有益な人脈を築くことができる素晴らしいイベントでした。特に生成AIに関する新しい発表は、今後のクラウドコンピューティングの発展に大きな影響を与えるでしょう。次回のre:Inventにもぜひ参加したいと思います。

写真ギャラリー

以上がre:Invent2023の参加レポートです。ぜひ、皆さんも来年のre:Inventに参加してみてください。